隣の芝は青く見える、、
隣の子どもは育てやすそうに見える、、
次男がイヤイヤ期真っ盛りで毎日困っているから、次男と同じぐらいの年齢の子が大人しくしているのを見ると特にそう感じてしまう。その子もたまたまその時、機嫌が良いだけかもしれないとは分かっているけど、、。
毎朝、自転車で10分程かけて長男を幼稚園まで送っている。幼稚園の送迎バスがないので、雨の日もだ。でも、慣れてしまえば、そんなに苦ではなくなった。
ところが、次男がイヤイヤ期に入ってくると事態は変わってきた。
自転車で幼稚園に向かう、
長男を見送ってから帰る。
それだけの行程なのに、イヤイヤ期の次男を連れていると時間も労力も倍はかかる。
まず最近の次男の困るところが、
予定より早く出発したがる事だ。
朝食を食べて、
歯磨きをして、
着替えを済ませたら、
幼稚園に行く。
この流れを覚えてくれたのは嬉しいのだけど、「時間になってから出発する」というのがまだ分からない。
予定時刻よりかなり前でも
「幼稚園に行きたい!」
と騒ぎ出す。
昨日なんて、次男は朝の5時に起床したので、6時すぎには朝食や身支度を済ませてしまっていた。すると、7時になる前からもう「幼稚園に行く」が始まってしまったのだ。早すぎる。肝心の長男がまだ朝食も食べていないのに幼稚園には行けない。(行っても園も開いていない。)
次男にそんな事をいくら説明しても
分かってもらえない。
思い通りにいかない次男は、
どんどんぐずりが激しくなる。
気をそらせようと、天下のEテレ様にテレビのチャンネルを合わせたけど、効かない。 困ったなぁと、録画しておいた「ドラえもん」を見せてみる。長男の為に録画していたものだが、意外と食いついた。じーっと見始めて、落ち着いてきたので「しめしめ」と私が離れようとすると、、がっちりとしがみつかれて「行くな」と怒られた。早朝から、次男と一緒にドラえもんを見ないといけなくなった。
ドラえもんを見終わっても、まだ幼稚園に行くには時間が早い。長男は起きてきて、まだ朝食を食べている段階。
それに、ずっと次男にしがみつかれているので、私自身の身支度も何も進んでいない。忘れかけていたが、身支度よりも大事な長男のお弁当もまだ作れていなかった。
長男の幼稚園は園バスだけでなく、給食もないから毎朝お弁当を作る必要がある。幼稚園の三種の神器というのを、そんなに重要視していなかったけど、、神器の二つがなければ、そりゃその分大変になる。
ここで夫に助けを求める。
でも「今日は早く出社したいから、、」と軽く拒否された。
夜泣きで何度も起こされて、かなり参っていたのもあって、泣きそうになった。
「朝から何も手伝ってくれない、、」とつぶやいてみた。
だって、次男が夜中にどんなに激しく夜泣きしてても夫は起きてくれなかった。朝から泣いてぐずっていても、あやすのを手伝ってはくれなかった。ズーーン、とわざとらしく暗い感じを出していたら、見かねて次男を近所のコンビニにまで連れ出してくれた。
その隙に、私は猛ダッシュで長男のお弁当を作った。もう、こういう時は冷凍もののオンパレード。もし、卵焼きとか焼いている間に次男が帰ってきたら、お弁当作りが中断しちゃう。卵焼きの代わりに冷凍オムレツで「黄色」は取り入れたからオッケーオッケー。さささとお弁当箱に詰めて完成させた。
すると、次男がご機嫌で戻ってきた。次男は今「フエラムネ」が大好きだ。買ってもらったフエラムネについているおまけの箱を開けて欲しくて「おもちゃ!おもちゃ!」と言いながらニコニコ持ってくる。でも、夫は間違えて、フエラムネの「おんなの子用」を買ってしまったらしくピンクの指輪が出てきた。次男はいらないという感じで指輪を床に置いて去って行った。
おもちゃは期待外れだったみたいだけど、それでも次男の機嫌は直っている。そして、役目を終えた夫はすぐに出勤してしまった。その後は再びEテレに頼りながら、長男と私も身支度を整えて家を出発する。
出発したらすぐに次男の「ルート指示」が始まる。次男は自転車に乗っている時に曲がり角などで「あっち!」と言って
道を勝手に決めてくる。従わないと怒って泣く。
始めは、なんでもかんでも言いなりになってはいけないと指示を無視していた。
すると、怒ってずっと「あっち」と言い、Uターンしてその道に戻らない限りは泣き続ける。
「あっちの道じゃ幼稚園行けないよ」と説明するも納得してもらえず、おやつでなだめてもダメ。結果、大泣きのまま幼稚園に到着して、暴れる次男を抑えながら見送る事になってしまう。こんなに下の子を大泣きさせながら見送っているお母さんを他には見かけないなぁと思った。
ある日試しにルートに従ってみた。目的地とは逆方向でも一度行ってみる。すると、2〜3回理不尽な指示に従うと満足するようで、その後は正規ルートに戻っても「あっち」と指示しなくなる事が分かった。
でも、「あっち」がおさまったら、今度は「グミ!」とグミを催促されるのがお決まりのパターン。とにかく、こういう時は機嫌がわるい。これもグミが貰えるまで続く。意地でも要求を通したいのがイヤイヤ期。
おやつを持っていない時は、永遠と「グミ!」と泣かれ続けて、朝からげんなりしながら帰る。自宅までもたずに途中でコンビニに立ち寄りグミを買って食べさせながら、公園なんかに向かう時もある。対策として私のカバンにはだいたいグミが常備されている。
次男の希望通りにさせてあげたい気もする。
でもいつでも自分の思い通りになる訳じゃないという事も学んでほしい。
正直、どこまで要求に応えるのが良いのか分からないから、、結局、私のしたいようにする事にした。大泣きさせるのが精神的につらいなという時は、さらっとグミを食べさせながら帰る。
泣いててもイイやと思えるタフな日は、「家に帰ってからおやつ食べよう」と言って、グミを持っていてもあげずに大泣きさせながら帰る。道行く人にはすごく見られるけど(笑)
自宅に帰ったとしても、イヤイヤ期の次男との戦いは続くので体力・精神力ともに温存させながら過ごさなければ。
幼稚園のお迎えでは、ギリギリに着くようにしている。早めに園に着いてしまうと、長男が出てくる前に、次男が飽きて帰りたいとぐずりだしてしまうから。だから、なるべく早く着かない様にしたい訳だけど、それも上手くいかない。
予定時間より早く次男が「幼稚園に行こう」と言いだしたり、行く途中での「ルート指示」による遠回りで、時間が狂う。腕時計を何度も見ながら、ダッシュしたり、時にペダルを遅くこいだりとなんとか調整しながら、毎日長男のお迎えに行っている。
なんで、、
毎日こんなにぐずるのか、、。
大泣きしている次男を抱えながら幼稚園の門をくぐる時、下の子連れのお母さんが優雅に登場すると羨ましく感じる。なかには、同じようにぐずってしまった子をおんぶしているお母さんもいるけど、次男は泣き方が強めで、ここまで大泣きだととても目立つ。次男はぐずる時、例えるなら他の子の注射とか歯科健診級の泣き方をしている。
「ヴッギャアアーーーー!」ってやつ。
こんな事でそんなに泣かなくても、、と
いう気持ちになる。周りのお母さんたちが「イヤイヤ期だね、大変よね」とか言ってくれるから救われる。
そういえば、自転車で20分かけて幼稚園に送迎している人が同じマンションにいた。私が10分なので倍の時間だ。
「そこの幼稚園に通わせたくて遠くても頑張ってきたけど、下の子がイヤイヤ期になって、、もう限界だから近くの幼稚園に転園させた」と言っていたのを思い出した。
それはちょうど1年前くらいで、長男の幼稚園をどこにしようか考えていた時期だった。たしかに評判の良い幼稚園だったが、その話を聞いてすぐに候補から外した記憶がある。自転車で20分かかると、、下の子が大人しいタイプでも送迎はかなり大変だろう。イヤイヤ期が激しいタイプなら、そりゃ自転車送迎は地獄だ。今のところ転園は考えていない。だから、イヤイヤ期っていつ終わるんだっけ?って毎日思いながら過ごしている。
今回、内容がすごく長くなったので、
「です・ます調」を抜いて簡潔に書き直したら、すごく淡々とした文章になり、いつもと違う感じになってしまいましたー。でも、次は「です・ます」付いていると思います(笑)