まさにタイトル通りですが...
いま、長男入院中です。
今後、誰かの、何かの、
参考になるかもしれないので...
まず時系列に沿ってお話します。
【火曜日の朝】
長男の体調問題なし。
幼稚園に行く。
(風邪気味だったとか咳や鼻水が出ているとか、そういうのも全くなし。)
【夕方】
幼稚園から帰宅。
食欲もあり、晩ごはんも完食。
【就寝前】
元気に弟と遊んでいる。
布団に横になってからも、しばらく普段と変わらない様子。
【21時】
うとうとして寝る直前に長男の声が枯れる。
「痰が絡んだ感じの咳」が少し出る。
咳が頻繁にケホケホ出るんじゃなくて、
「痰がからんでいるから」
それを出すために
「ゲヘンッ!」って咳をするって感じ。
鼻水とかも出ていなかったのに、
急に痰が絡み出した事には多少違和感が
あるけど、
これが、大事件の前触れだとは知るよしもなかった私。
その後、長男はすぐに寝る。
【22:40頃】
長男むせて起きる。
呼吸するたびに、のどに痰が絡んだゼロゼロ?ゴーゴー?と音がする。
「喉が痛い」と言いながら泣く長男。
(もともと長男は夜泣きしやすいので、この時点ではそんなに慌てていない私)
そんなに喉痛い?
それより...
呼吸音がなんかおかしいよな?
と思った時、長男まくらに嘔吐。
あーーー。
洗面所に連れて行って長男にうがいをさせる。
そしてまくらカバーを軽く洗う。
長男は隣にいて、泣きながら口をタオルで拭いている。
(もともと長男は吐きやすいタイプなので、咳き込んだり、激しく泣いて吐く事も多く、この時点でもまだそんなに慌てていない私)
寝室に戻り、そこでようやく落ち着いて長男の様子を観察する。
長男の呼吸音...?
なんというか...
喉がヒューヒューというか...
アレ?
この呼吸音って...
気道が閉まってる?
空気上手く吸えてないんじゃないの??
「タダ事じゃない」かもしれない...
と一瞬は思ったが、
でも、どうなんだろう...?
おおげさかな?とも思う。
だって...
寝て起きて...
急に病気になる?
咳や鼻水なんて出ていなかったし...
前兆なんてほぼほぼ無かった。
寝る直前に急に痰が絡んでただけ。
こんな急に呼吸しづらくなる病気なんてあるの??
長男は少しパニック気味に泣き続けていて質問しても、「喉が痛い!」しか言わない。
【22:55】(起きてから15分経過)
そういえば熱性けいれんの場合に
動画で様子を撮っておくと診察の時に役に立つと聞いたことがある。
この場合も役に立つかもしれないと思い、スマホで動画を撮ってみるが...
カメラ越しの長男は
どう見ても苦しそう。
「あかん!!こんな場合じゃなかった!」と動画をやめた。
どうしよう!
どうしたら良い!?
ひとまず夫に電話してみよう。
電話に出ないーーー!!
少し撮ったさっきの動画を夫に送り、
「ヤバいかもしれない!どうしよう」とLINEした。
落ち着け...
落ち着け...
夫からの返事がいつ来るか分からない。
今、判断は私に委ねられている。
なんとか呼吸は出来てはいるし、
別にチアノーゼも出ていないけど、
急激に悪化するかもしれない。怖い。
手が震えて上手く押せない。
救急車ではなく、
「#7119」の
救急相談サービスに電話した。
症状を伝えて、
救急車を呼ぶべきかを尋ねた。
すると、
「すぐに救急車を手配します!」と言われた。
母子手帳などの必要なものを準備したら家を出て、外で待つように言われた。
夫には「救急車呼んだ」と
短くLINEを打った。
(焦りすぎて長文は打てない)
汗だくの長男の上半身だけ着替えさせ、
私もパジャマなので着替えた。
あと長男の着替え一式をいつも使っているリュックに入れた。
準備って何をしたら良いか浮かばない...
財布はある、携帯の充電器持った。
ペットボトルの水も入れた。
これさえあれば、なんとかなるだろう。
ピーポーピーポー!
もう救急車来た!!
早い!
要請してから5分くらいだった。
そこでちょうど夫からLINEで
「いまタクシーで帰ってるから!」と。
まだ2歳の次男は寝ている...
夫がもうすぐ帰ってくるなら
次男を置いて行った方が良い?
とっさにそう思って、
長男だけを抱いて家を出た。
その瞬間、夫から電話。
「あと20〜30分で着くよ!」
え?
20〜30分!?
そんなにかかんの?
(そりゃそうだ。会社からそんなに近くない。でも私は混乱してもうすぐ着くという風に勘違いしていた)
そんなに長く、次男を一人に出来ない。
まずは、そのまま長男を抱きかかえて救急車に向かい、隊員の人に渡した。
長男をベッドに寝かせてくれている間に、次男を取りに戻って、またすぐ救急車に乗り込んだ。
救急車の中から聞く「サイレン」は
初めてで、胸騒ぎが止まらなかった。
隊員の人から
子どもの様子やらたくさん話しかけられていたみたいだけど、
他人に言っているのか、
私に言っているのか、
何故かその時は分からなくて
沢山無視してしまっていた。
よく考えれば私に言ってるって分かるのに、まさにこれがパニックというもんなんだな。
救急車が走っているうちに
逆に長男のパニックはおさまり
やっと泣きやんだ。
でも、呼吸はおかしいままだ。
息をするたびに、
上手く吸えてない様な音がする。
長男は一言も話さないまま、15分くらいして病院に到着した。
→つづく